先月、中東地域の緊張高まりにより国内株式市場から潮が引くように流出していた外国人資金が突然流れを変えた。リスク資産を回避していた投資心理が、半導体超好況への期待感に転換したためだ。韓国取引所によると、外国人投資家は今月に入り国内有価証券市場でなんと5兆ウォンを超える純買いを記録した。特に今月初めまで続いていた売り圧力は先月7日を境に完全に反転した。

このような流れの変化の決定的な契機は、圧倒的な業績を発表したサムスン電子だった。同社が発表した57兆ウォンを超える営業利益は市場予想を大きく上回り、これは外国人投資家の積極的な買い信号につながった。先月7日から21日までの約2週間の外国人純買い規模は5兆5000億ウォンに達する。これは先月19日以降11営業日連続で続いていた売り歩調が一気に幕を閉じたことを意味する。

外国人資金は主に「サムヒニクス」と呼ばれる国内代表半導体二社に集中した。先月7日以降、SKハイニックスに2兆4600億ウォン以上、サムスン電子(優先株含む)に1兆8300億ウォン以上を純買いしたと集計される。これは先月中東情勢不安の際、同じ二銘柄でそれぞれ18兆ウォン、8兆ウォンほどを売却していたことと極めて対照的な様子だ。市場ではまもなく発表されるSKハイニックスの業績も好調との期待感が買いを煽っている。

証券業界は二大半導体巨人の今年の営業利益見通しを相次いで上方修正している。ある投資情報サービスによると、二社の今年の予想営業利益を合計すると500兆ウォンを超えると集計された。これは先月末の予想値より30%から50%ほど大きく高まった数値だ。業界関係者は「半導体輸出好況が業績改善への確信を与えている」とし、「4月中旬までの半導体輸出額が前年同期比約2倍近く急増した点が楽観論の根拠」と説明した。

一方、外国人は一部銘柄では選択的な売り歩調も見せている。今月に入り、造船会社のHD現代重工業と非鉄金属会社の高麗亜鉛、電気設備企業のLSエレクトリックなどではそれぞれ数千億ウォン規模の純売りが続いている。これは全体的には半導体中心の買い流れが指数を牽引しているが、産業別には差別化された投資戦略が展開されていることを示している。市場専門家は「外国人の純買いが国内主要指数上昇を主導する構造」とし、「業績に対する楽観的見通しが当分の間市場の流れの中心にあるだろう」と展望した。